大野湊神社のタブ−ケヤキ林の概観
(2003年9月17日撮影)
ケヤキの樹冠、周りにはタブノキが繁茂している。
(2003年9月17日撮影)
社叢林は本殿の裏に広がっている。ケヤキの巨木が何本も生育しており、高木層はケヤキが優占しているが、亜高木層ではタブノキが比較的多くみられる。
本殿の塀にもたれかかるように生育している
ケヤキの巨木
(2003年9月17日撮影)
林内には本殿を囲む塀にもたれかかるように生育しているケヤキの巨木もある。
大野湊神社社叢林内の様子
(2003年9月17日撮影)
低木層ではヤブツバキやシロダモが多く、林床ではヒメアオキが優占している。これらの常緑低木が繁茂しているので、林内は薄暗い。
宮腰風俗図屏風(部分・大野湊神社付近)
1858年頃(安政5年頃)、作者不詳、
銭屋五兵衛記念館所蔵
(2003年9月17日撮影)
この画像は銭屋五兵衛記念館の許可をいただいて撮影・掲載しているものです。転載を一切禁じます。
海岸近くにある大野湊神社の社叢林は、本来、タブノキが優占する地域であるが、タブノキが優占種となっておらずケヤキが優占していることは過去において何らかの人為的要素が加わったためと考えられている(文献40)。
銭屋五兵衛記念館所蔵の「宮腰風俗図屏風」には、松並木の宮腰往来(みやのこしおうらい)とともに、こんもりとした広葉樹で覆われた大野湊神社の社叢林が描かれており、この社叢林が少なくともこの屏風が描かれた150年以上前から伐採を免れて残されてきたものであることが分かる。
逆にいえば、150年前には、すでに大野湊神社周辺の平野部には樹林がほとんど残っていなかったともいえよう。
大野湊緑地公園のため池
(2003年9月17日撮影)
社叢林の西側に隣接する大野湊緑地公園には、黒船来航に備えて加賀藩が築いた寺中台場が復元されているほか、ため池があり、ヨシやヒメガマなどの群落がみられる。
大野湊緑地公園のヒメガマ
(2003年9月17日撮影)