鹿島の森の概観
福井県金津町吉崎御坊跡より
(2003年7月21日撮影)
北潟湖沿いの斜面林
(2003年7月21日撮影)
北潟湖沿いの斜面林にはタブノキやスダジイ、ヤブニッケイ、シロダモ、ヤブツバキなどといった常緑広葉樹のほか、所々、倒木や枯死木によって林冠が疎開した部分もあり、ササ類やキヅタなどのつる植物が繁茂していたり、アカメガシワなどの先駆性植物が生育している箇所もみられる。
タブノキの巨木
(2003年7月21日撮影)
林床を這い回っている無数のアカテガニを踏まないように注意しながら、鹿島の森の中の散策路を歩いていくと胸高直径50cmを超えるようなタブノキの巨木が何本も見られた。
タブノキやケヤキの巨木に覆われた鹿島神社社殿
(2003年7月21日撮影)
中心部にある鹿島神社社殿の周辺ではタブノキの巨木のほかスダジイやケヤキなどによって林冠が覆われており林床は暗く、ヤブツバキやヤブニッケイ、シロダモといった耐陰性の強い常緑広葉樹が多い。
タブノキに覆われた林冠
(2003年7月21日撮影)
2003年3月には、能登の海沿いにある唐島のタブノキ林を散策したが、タブノキの樹高や幹周り、階層の発達や出現する植物の多様性、面的なまとまりなどから見ると、より自然性が高い樹林であるように思われた。
塩屋町より鹿島の森を望む
(2003年7月21日撮影)
文献(文献10)には、「冬の季節風が当たる西側では、高木層がケヤキとなっているが、東南の風背側はスダジイやタブノキの照葉樹林となり、対照的である」と記されているので、大聖寺川を挟んで対岸の塩屋町から西側の相観を確かめようとしたが、確かにケヤキが多く見られるようだが、それほど明確な違いは分からなかった。
塩屋町より大聖寺川河口、福井県芦原町見当山付近を望む
(2003年7月21日撮影)